■主に無連想方式の漢直

◆配列名 T-Code
○作者名 山田尚勇
○数字段 使う
○平仮名 頻度順に配置されており不規則。全部二打鍵。右から左。
○カタカナ 平仮名とは別の独立した場所が用意されている。不規則、二打鍵。
○漢字  全て二打鍵で、無連想。
○句読点 読点は「HF」、句点は「JD」。
○漢字数 約1200字
○url    http://openlab.jp/tcode/


○備考  一番最初に開発された、元祖漢字直接入力。全ての文字が頻度による二打鍵で配列されており、「無連想で覚える」や「打鍵数が少ない」ことに重きを置いた時には、最適の配列になるのでは。

◆配列名 TUT-Code
○作者名 大岩元、高嶋孝明
○数字段 使わない
○平仮名 母音と子音の規則。左から右へと打つ。濁音「ん」「っ」や拗音は三打鍵。
○カタカナ カタカナ変換キーを使って変換
○漢字  頻度の高い725字が二打鍵、残りは三打鍵。無連想。
○句読点 読点は「D」+スペース、句点は「F」+スペース。
○漢字数 二打鍵で打てるのが725字、三打鍵で打てるのが1800字、合計2525字。
○url    http://plone.crew.sfc.keio.ac.jp/groups/tut-code
○備考  数字段を使わない漢直は意外に少ない。3段のキーのみでも多くの漢字をデフォルトで打て、漢字を拡張するための空き場所も多い。平仮名が16個のキーだけで打てるので入りやすいです。漢字は新聞記事百万字からの出現頻度。

◆配列名 超絶技巧入力
○作者名 増田忠士
○数字段 使う
○平仮名 母音と子音の規則。右から左へと打つ。濁音や「っ」などは三打鍵。
○カタカナ カタカナ変換キーを使って変換。
○漢字  頻度が高いのは二打鍵。低いのは三打鍵。三打鍵は(注1)擬似2打方式。
○句読点 読点は「J+」句点は「K+」。
○漢字数 数字段を抜かして1604字(二打鍵は624字、三打鍵は840字)。数字段を使うと2229字。
○url    http://homepage3.nifty.com/keyboard/index-kb.htm
○備考  増田さんの手による、増田式練習テキストが発売されている。配列は公開されていないのでテキストを買う必要があります。
擬似2打方式も発案された方で、覚えやすさに工夫されています。漢字は常用漢字からの順。
(注1)擬似2打方式とは、第1打鍵と第2打鍵で同じキーを打つ方式の事です。増田さんのHPに詳しくあります。

◆配列名 G-Code
○作者名 m(as)m
○数字段 使う
○平仮名 母音と子音の規則配列。母音を先に打つ。右から左。全て二打鍵。
○カタカナ 平仮名の運指の逆手。
○漢字  G-Code基本は二打鍵のみ。G-Code拡張は三打鍵。三打鍵は擬似2打方式。
○句読点 読点は「UA」、句点は「OA」
○漢字数 基本は1000字。記号を2連打から3連打に変更する拡張で、870字の漢字が追加される。
○url    http://www.asahi-net.or.jp/%7EQX5S-MSMR/renkin/gcode/index.html
○備考  平仮名は母音を先に打つのが特徴。三打鍵漢字は擬似2ストローク方式、カタカナは平仮名の逆手と、習得にかかる労力と実践のバランスによく配慮されているようです。


◆配列名 Phoenix
○作者名 萩谷 洋治
○数字段 使う
○平仮名 全て二打鍵。規則配列。左が子音・右が母音。でも左右どちらから打っても平仮名になる。
○カタカナ カタカナ変換キーを使って打つ。
○漢字  頻度が高いのは二打鍵。低いのは三打鍵。三打鍵は擬似2打方式
○句読点 読点は「WJ」、句点は「W+」。
○漢字数 約3000字
○url    http://www.h5.dion.ne.jp/~y_hagiya/index.html
○備考  平仮名が左右どちらから打っても良いのは、ミスタッチの減少に有用となるでしょう。漢直を使わない方でも菱を用いてひらがなを使えます。数字段にもきっちり漢字が配列されているのでたくさんの漢字が打てます。


ついでながら、自分の配列も末文に加えますm(_ _)m

◆配列名 奏コード
○作者名 みのり
○数字段 使わない
○平仮名 全て二打鍵。左から右。不規則。高頻度の組み合わせはアルペジオ打ち。
○カタカナ 平仮名の運指の逆手。
○漢字  頻度が高いのは二打鍵。低いのは三打鍵。無連想。
○句読点 読点は「E」+「変換キー」、句点は「SDFW(のどれか)」+「変換キー」
○漢字数 二打鍵が640字、残りが三打鍵 合計約2400字
○url    http://taffy632.blog24.fc2.com/blog-category-9.html
○備考  平仮名のよく使う組み合わせは、両手アルペオによる打ちやすい運指を用いたのが特徴。アルファベットも数字段を用いて直接打てます。

 

■漢字を拡張している配列。

◆Try-Code
○作者名 省略(高橋直人)
○平仮名 T-Code準拠
○漢字 スペースキーをプレフィックスシフトとしたT-Codeの3打鍵の拡張。2打鍵目と3打鍵目は入力する文字から連想される、2打鍵文字のストロークを押す。(沈→浮、徴→微など)
○url http://www.m17n.org/ntakahas/npx/aggressive/aggressive5.ja.html

◆雷コード
○作者名 いちごじゃむ
○平仮名 G-Code準拠(漢直Winデータでの確認)
○漢字 相対座標シフト。似ている漢字を一かたまりにして配列。大本となる親字の位置は無連想となっている。漢字の位置は基本的に全てオリジナルのようで3打鍵は疑似2打方式。
○url http://hp.vector.co.jp/authors/VA021953/kanchoku/


◆TT-Code/花氷
○作者名 ゆせよしひろ
○平仮名 T-Code準拠
○漢字 「JF」キーと「FJ」をプレフィックスキーとするT-Codeの4ストローク漢字拡張。基本的には無連想配列だが、教育漢字は右表の RL割り当て、記号類は分類して配置などの規則がある。
○url http://www.sato.kuis.kyoto-u.ac.jp/~yuse/tcode/tt/

◆S-Code
○作者名 安宅正之
○平仮名 T-Code準拠
○漢字 2打鍵部分の拡張は、部首変換での一意性を上げる事を目的とした部首や傍を追加など。3打鍵拡張は出現頻度を考慮している。開発中らしい。(追記 現在は開発停止とのことです)
○url http://pop-club.hp.infoseek.co.jp/emacs/tcode/tcode-ext.txt

何か間違いや文章中に気になる事がありましたら、お知らせ頂けると助かります。

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